パティシエが参加する有名なコンテストってなに?


パティシエが自らのお菓子作りの技術や美しさを競うコンテストとして最も知られているのがフランスとアメリカのそれぞれで開催されています。

いずれのコンテストでも世界各国の、名だたるパティシエが集まってその腕を競い合うだけに、開催されるたびにお菓子でありながら、まさに芸術品と呼べるような作品が登場するためどちらのコンテストも高い注目度を誇ります。

さらに、日本国内でもパティシエのためのコンテストは多数開催されており、なかには10代向けといった目的に合わせた基準を設けているようなものもあります。
こういった機会に、同じような年代のパティシエと腕を競うことでより高い次元でお菓子作りが行えるようになることが狙いです。

世界的に有名なコンテストの「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」

2年に1度のペースでフランスの都市、リヨンで開催されているのがこのコンテストです。

同時に、フランス料理のコンテストやパン制作に関するコンテストも行っており、食の都であるフランスを代表する料理大会と呼べるでしょう。
このコンテスト、こう聞くと非常に由緒と歴史があるものと思いがちですが、意外にも初開催は1989年と比較的近年になってからです。

しかも、洋菓子と聞くと作り方や技術についての日本人の理解度はどうしても和菓子に劣ってしまうのではないかと考えてしまいがちですが、実際にはそのようなことはありません。

91年大会では、日本人のチームが優勝している上に、2007年大会でも優勝。

それ以外でも、準優勝をかざることも数多く、日本の勤勉で手先が器用であることや、風味に対して細かい感覚を持ち合わせていることが評価されています。

この大会は、お菓子作りを行う方々の中では、一つの目標となるものです。
したがって、出場を希望する日本人も数多く、フランスの大会へ出場するためには、日本国内での代表を決めるための予選に出て金賞を受賞しなければなりません。

これは、大会が開催される約1年前に行われるもので、アメとチョコレート、氷細工の3部門よりそれぞれ一名ずつの代表者を決定。
その三人で日本代表チームとして本戦で結果が出せるように準備を進めていくのが基本です。

アメリカで開催される製菓コンテスト

フランスのクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーの同様に世界的権威をもつコンテストとして、アメリカで開催されるWPTCも広く知られています。

これは、「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ」の略であり、フランスの大会と同じく2年に一度開催され、各国の代表チームが一堂に会して世界一のパティシエを決定するコンテスト。

構成する人数は、フランスと同じく3人1組でのチーム戦なのですが、違うのはその品目数です。
アメ細工、チョコレート細工はもちろん、アントルメやプティガトー3種、アントルメグラッセ、アシェットデセールなど、計9種類にもおよぶお菓子作りを3人で担当しなければなりません。

その上、このコンテストがさらに過酷なのは、13時間という時間制限が設けられていることや、使える設備や道具にも制限がかかっていることです。

お菓子作りは、できる時間を逆算しながら時間がかかってしまうものの仕込みをはじめ、合間に細かい造詣の必要なお菓子作りを行うなど、選手のタイム管理は過酷であることが知られています。

さらに、この大会で重きを置かれるのは、何よりも味覚に関するものです。

他のコンテストのような、一見お菓子に見えないような大胆なデザインや造形美が求められない一方で、世界の名だたるパティシエが味を競い合うのには、世界中注目が集まります。

世界で戦うパティシエになるためには?

このように、パティシエの世界にもスポーツの世界でいうところのワールドカップやオリンピックに似たようなコンテストがあります。

しかし、それだけでなく地方大会や日本一を決める大会など、様々な大会が米として行われており、パティシエは日ごろの業務の成果や研究の結果、技術の進歩などを競い合っています。

こうしたなかでも、優秀な成績を収めていくと、個人の権威がつくだけでなく、その人が在籍するレストランやホテルにとっても箔が付くことに繋がります。

このため、一流のレストランや洋菓子店では、コンテストに出場することを奨励するための休日を作ったり、積極的に調理場での研究を奨励したりしているところがあるほどです。

また、こうしたコンテストで実績を残していくことは、その人自身のステップアップへも繋がります。

実際に、コンテストで結果を出した人が、今よりも高いフィールドのレストランへキャリアアップを成功させたり、現在の職場での地位が上がったりするようなことも珍しくありません。
パティシエにとってコンテストは単に腕試しの場ではなく、自分自身の実力を評価してもらう場だとも言えるでしょう。

パティシエが参加する有名なコンテストってなに?

1.世界的に有名なコンテストは二つあります
パティシエが他の人とお菓子作りの技術や見た目の美しさを競うコンテストは、フランスとアメリカで開催されているものが良く知られています。
さらに、日本の国内でも行われ、同年代のパティシエにお互い刺激を与えあうこともお菓子作りで大切なことです。

2.世界的に有名なコンテストの「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」
フランスのリヨンで2年に一度開催される大会は国際的な知名度の高いコンテストとなっています。
日本人は、世界的にみると洋菓子づくりが不得手のように感じられるかもしれませんが、多くの参加希望者がおり優勝経験も少なくありません。

3.アメリカで開催される製菓コンテスト
アメリカで2年に1度開催されるWPTCも世界的な権威をもつパティシエのコンテストの一つです。
こちらは、フランスの大会よりも味に重きがおかれ、時間制限をはじめとした数々の条件のもとで腕を競うのが特徴。
開催年には世界中の注目が集まります。

4.世界で戦うパティシエになるためには?
コンテストは、紹介した2つにとどまらずさまざまな規模の大会が毎年どこかで行われています。
パティシエにとってはこうしたコンテストで結果を出すことが自身のキャリアにも結び付くため、実力を評価してもらう場としての意味もコンテストにはあります。